AWS Certified Cloud Practitioner 受験の記録
AWS 認定クラウドプラクティショナーを受験して合格しました。
2023-06-17: CLF-C01 合格
AWS 認定試験について
3段階の難易度別の枠と専門技術の枠で計12の試験が存在しており、クラウドプラクティショナーは基礎レベルに位置します。
この中でもソリューションアーキテクト アソシエイトは特に人気な資格で、テストセンターに行く度に他の受験者の受付を見かけていました。
- Foundational
- CLF: Cloud Practitioner
- Associate
- Professional
- SAP: Solutions Architect
- DOP: DevOps Engineer
- Specialty
基礎レベルであるクラウドプラクティショナーは上位資格の前提条件にはなっていないため、最初からソリューションアーキテクトを受験することも可能です。
合格すると次回の試験バウチャーが半額になるクーポンがもらえるため、両方の認定が欲しい人は基礎レベルからの受験が向いています。
いずれも資格の有効期限は3年間となっており、同資格または上位資格を合格することで有効期限を更新させることが可能です。
事前知識と受験動機
業務用のクラウド環境として Amazon Web Services を利用しており、社内のリソース管理やコスト管理を3年ほど担当しています。(Microsoft Azure も利用していますが自分はほぼ担当外)
管理者として全社のアカウントの利用状況を横断的に見ていて、システム構築やコスト削減等の提案を度々しているためか、AWS に関する相談を受ける機会が増えてきてしまいました。正直なんとなくで対応してきたところが多分にあり、体系的に学ぶ必要性を感じたために本資格の受験を決めました。
学習期間と使用教材
電子書籍
- 『AWS認定資格 クラウドプラクティショナーの教科書: 合格へ導く虎の巻』
- CloudTech コミュニティによる共同執筆の電子書籍
- Kindle 版 無料
- Kindle Paperwhite だと図と表が少し見づらいかも…
- 技術書は10インチタブレットの方が読みやすい
- 参考書として1か月くらいかけて読了
問題集(公式)
- 『AWS Certified Cloud Practitioner Official Practice Question Set (CLF-C01 - Japanese)』
- AWS の公式問題集
- AWS Skill Builder から日本語でフィルタリングし、"Practice Question" と検索
- 難易度は低め?
- 2回解いて問題なく合格点だったため、難易度が高めと噂の Udemy の学習に移行
問題集(Udemy)
- 『【2023年版】この問題だけで合格可能!AWS 認定クラウドプラクティショナー 模擬試験問題集(6回分390問)』
- 上記の参考書を一通り読み終えたあとに実施
- セール時に1,900円 で購入(他のセールで1,600円まで下がっていた…)
- 基礎レベル①~②、本番レベル①~④の模擬試験をそれぞれ復習含め2回ずつ実施
- 初回の回答は50~60点程度で落第点だったが、2回目の解き直しで75~90点に
- 本番レベル③が終わったあたりで翌週末に試験を予約
- 全6回の模擬試験×2は1か月ほどかけて完了
ホワイトペーパーや AWS Black Belt も教材としてよく挙げられていますが、今回は未使用です。
試験の申し込み
AWS 認定のサイトにログインし、そこからピアソン VUE の予約ができました。(AWS アカウントではなく Amazon アカウントでのサインアップである点に注意)
受験料は11,000円(税別)とベンダ試験の入門レベルとしては一般的な価格帯です。アソシエイトは15,000円、プロフェッショナルと専門分野は30,000円となっています。
なお、再試験無料キャンペーンや受験料半額キャンペーンなどが実施されていることもあるので、予約前に必ず確認をしておきましょう。
個人的な意見ですが、受験は勢いも大事だと思っているため、「次のキャンペーンが来たら…」と先延ばしにする考えは排除しました。
出題傾向と結果
日本語訳が怪しい問題が一部ありましたが、概ね Udemy と同じ形式・難易度です。
("function" という英単語が「関数」と訳されて出題されていましたが、もしかして「機能」かな?といった具合。ただ自分が間違っている可能性も大いにあり。)
試験当日は合否のみ知らされ、スコアレポートと合格証書は翌日に通知が来てダウンロードできました。
合格ラインのスコアが 700/1000 のところ、834/1000 でパスできていました。
また、65問のうち15問は採点対象外の問題が紛れているようで、これは AWS 側が設問の評価等の分析に使用しているようです。
受験者側ではどの問題が該当するか分からないようになっているので、気にする必要は特にありません。
感想
6か月程度の利用経験がある方が対象とのことですが、普段から AWS に触れていても対策しないと受からない内容だと感じました。
業界によると思いますが、利用シーンが思い浮かばないサービスも簡単に概要を知れたのは良かったと思います。Snowball や Wavelength は今後も使う未来が見えません。
また、今まで LPIC の試験を受験してきたので、複数の試験を受けなくてもすぐ認定されるというのはお手軽で嬉しく思いました。
達人のブログでよく見かける「◯◯か月で全冠達成!」といったものは特に狙っておらず、資格の有効期限をなるべく活かしてのんびり取得していこうと考えています。
現時点での私の目標としてはソリューションアーキテクト アソシエイトくらいまでの理解度があれば充分といった温度感ではいますが、引き続きスキルアップのために頑張っていこうと思います。